NMNは何に含まれているか?
NMNは野菜やフルーツ、タネ類に含まれるが、量は足りない。
ワシントン大学の今井教授の論文の最後の方に、「食物中に含まれるNMNの量」という表が掲載されています。それによると、エダマメ、ブロッコリー、アボカドなどの野菜やフルーツ、タネ類などに含まれているそうです。
100g当たりの含有量は2mgほどで、抗老化作用の点では量的に少ないそうです。
しかも、年を取ると、体内でNMNを合成する能力が衰えてくるので、食物から摂取するだけではとても足りません。そこでマウス実験で示したように、外からNMNをサプリとして補給することが効果を生むそうです。
サプリとしてはどのくらいのNMNを飲めばいいのか?
マウス実験での投与量 100mg/kg
↓
人に換算すると約8mg/kgに相当
↓
70kgの人なら約500mg(0.5g)
50kgの人なら約400mg(0.4g)
(参考)
・シンクレア教授(ハーバード大):1000mg/日を服用
・今井教授(ワシントン大) :4~500mg/日を推奨
この量が目安となります。
さすがにこの量は普通に食べているだけでは取れませんね~。
<追記>
2021.9.16の記事に今井教授が摂取量の目安を具体的に書いていたので、参考に転載します。
年齢的には50歳程度から、1日100~300㎎程度を朝に飲むのが妥当ではないかとのコメントでした。
記事抜粋:NMNカプセルを試すとしたら、いつからどのくらい飲めばよいのだろうか。
「マウスの研究で分かっている知見から考えると、20代~30代で健康な人が使ってもほとんど何も起こらない。一般的には、体内のNADが減少し、様々な老化現象を実感し始める50代くらいから使うとよいのではないか。1日の服用量は多ければいいというわけではなく、私たちがワシントン大学で実施した第1次の臨床試験では1日250㎎を10週間飲むことによって効果が得られている。1日100~300㎎程度が妥当ではないかと考えている。NADはサーカディアンリズム(概日リズム)という体内周期に合わせて変動し、ヒトの場合は最も活動量の多い日中に上がるので、NMNカプセルは朝か午前中に飲むのがポイントだ」と今井教授はアドバイスする。
出典:今井眞一郎ワシントン大教授が語る「NMN、抗老化効果の真実」(日経BP)
期待されるNMNのヒトへの抗老化効果の証明
NMNサプリの選び方
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