きっかけ・目的
これまで3年ほど定期健診のついでに、健康保険組合が有償で設定しているオプション検査「腫瘍マーカー」をやってましたが、よくよく調べると、がんの早期発見にはほとんど役立たないという悲しい結論になってしましました。
とはいえ日本人の半分以上はがんになるそうなので、できれば早期に発見して治療していきたいです。そこで、ほかに効果がある検査がないものかと調べ始めたのがきっかけです。
毎年、人間ドックに行って全身PET-CTとかやるといいんだと思いますが、そこまで時間や手間をかけずにできる検査で、ざっとリスクを把握できる一次スクリーニング検査を見つけたいと思います。
もしその検査で引っかかったら、より詳細な精密検査に進めばいいと思っていますので、まずは簡単に毎年受けれるような検査を探してみます。
比較対象
もっといろいろあるようですが、有名どころで簡単に受けられそうなものを調査しました。
いつもの健康診断で実施するがん検診
- 胃部X線
- 胸部X線
- 便潜血検査
よくあるオプション検査<腫瘍マーカー>
- CEA:悪性腫瘍の指標
- CA19-9:膵臓・胆管・胆嚢がんの指標
- AFP:肝がんの指標
- PSA:前立腺がんの指標
- シラフ:肺の扁平上皮がんの指標
最新のがん検査
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比較
比較項目
- 対象とするがん
- 効果:感度・特異度で評価
- 費用
評価方法
感度:がんを持った人のうち、検査で陽性の割合
現在、定期健康診断において公費で実施している検査では、精度のいいもので1割、精度の悪いものでは3割以上見逃しがあるようです。
自費で追加で実施するものとして検討しているのでそれ以上の感度が欲しいので85%を合格点とします。
特異度:がんを持たない人で、検査で陰性の割合
こちらも、公費の検査では85~100%のようですので、90%を合格ラインとします。
費用
年に1回受ける前提で考えると、3万円までで押さえたいです。
比較表

結論
来年受けようと思う検査
「N-NOSE」
理由:
対象とするがんの種類が多い。
費用が手軽。
追加的に検討してもよさそうな検査
「マイクロアレイ」
理由:
消化器系のがんにかがられるけど精度が高い。
でも年に10万円かかるので普通の人は受けられない。
「ミアテスト:乳がん」(女性の場合)
理由:
精度が高い。
費用が手軽なので気になる人はいいと思う。
まとめ
来年は通常の定期健診に加えて、「N-NOSE」を受けてみようと思います。いろいろ新しい技術が開発されてきて、検査精度が向上したり、費用が手ごろなものも開発されてくるので素晴らしいと思います。
とりあえず一般的な「腫瘍マーカー」は無駄なのでやめましょう。