概要
中国広東省広州市での研究で、NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)の摂取により、アマチュアランナーの運動機能(有酸素能力)が改善されることが確認された。改善の程度は摂取量に依存するものだった。
主な研究成果
対象
広州市珠江(パールリバー)ランニングチーム48人(若年および中年)
方法
摂取量3グループ:一日当たり300mg、600mg、1200mg
<無作為化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験>
被験者を無作為に被験薬と偽薬を投与するグループに分け、同時に、6週間薬を投与。
それぞれのグループで出た結果を比較評価することで、被験薬の効果があるかを判断。
成果
NMN摂取と運動の組み合わせが有酸素能力を改善。
NMNの量が多いほうが効果が大きかった。
・健康な若いアスリートでも有酸素能力が改善
・有酸素能力の改善は、骨格筋の酸素利用強化の結果である推測される
・有酸素能力の改善は投与量に依存し、量が多いほうが効果的
その他
・VO2@ VT1、VO2max @ VT1、HR @ VT1、power @ VT1、power @ VT2のすべてが大幅に増加