概要
三菱商事ライフサイエンス株式会社と東京大学との共同研究（臨床実験）において。NMN（ニコチンアミドモノヌクレオチド）を高齢者が経口摂取することで運動機能の一部（筋力）が改善される結果が確認された。この研究成果を3つの学会にて発表。
主な研究成果
対象
健常高齢者
方法
経口摂取
＜無作為化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験＞
被験者を無作為に被験薬と偽薬を投与するグループに分け、同時に、12週間薬を投与。
それぞれのグループで出た結果を比較評価することで、被験薬の効果があるかを判断。
成果
筋力の改善効果がもたらされる可能性が示唆された
・歩行速度の有意な改善
・30秒椅子立ち上がりテスト、握力において改善傾向
その他
・血液検査結果を含めて明らかな有害事象は認められなかった
・全血NAD+濃度を2倍以上に増加させ、NAD+関連代謝産物濃度も有意に増加
発表概要
① 第63回 日本老年医学会学術集会（https://site2.convention.co.jp/63jgs/）
② 第75回 日本栄養・食糧学会大会（https://www2.aeplan.co.jp/jsfns2021/index.html）
③ 第21回 日本抗加齢医学会総会（https://site.convention.co.jp/21jaam/）
演題名：ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)経口摂取のヒトの加齢に与える影響の検討
1.東京大学医学部附属病院 糖尿病・代謝内科
2.富山大学医学部分子医科薬理学講座
3.三菱商事ライフサイエンス株式会社
今後の発表予定学会
第42回 日本肥満学会(https://jasso42-jsto39.com/）
ニュースリリース
ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)の経口摂取が高齢者の運動機能の一部を改善することを確認
https://www.mcls-ltd.com/news/pdf/20210709.pdf
